会社員退職代行スタイリードは料金が安いみたいですが、安さだけで選んでも大丈夫ですか?
スタイリードを調べると、「スマホ1つで即日退社」「追加料金なし」「全額返金補償」といった言葉が目に入ります。
正社員・契約社員22,000円、アルバイト12,000円という料金も、比較するときには気になるところです。
ただ、私なら料金だけでは決めません。
今日から出社しないことと正式な退職日は同じなのか。会社から本人へ連絡が来たらどうするのか。有給や未払い賃金など、会社との調整が必要になったときはどこまで対応してもらえるのか。
ここまで確認します。
私は労働基準監督官として20年以上、退職、賃金、有給休暇などに関する相談や労働問題に接してきました。
この記事では、スタイリード公式サイトやFAQ、ASPの掲載条件、公開されている口コミ情報を確認し、申し込む前に見ておきたいポイントを整理します。
スタイリードをすすめるための記事ではありません。
自分の場合に使う意味があるのか。安さ以外に何を確認しておけばいいのか。
そこを見ていきます。
※本記事は2026年10月5日時点で確認した公開情報をもとに作成しています。料金・サービス内容・広告条件は変更される可能性があります。申込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
結論|スタイリードは「費用を抑えて退職の連絡を任せたい人」が候補
スタイリードを候補にしやすいのは、退職する意思は固まっていて、自分から会社へ伝えるところで止まっている人です。
- 退職することはすでに決めている
- 上司へ直接「辞める」と言うのが難しい
- 退職代行の費用を抑えたい
- 会社との直接連絡をできるだけ減らしたい
- 退職後の転職サポートも選択肢に入れたい
反対に、未払い残業代を請求したい。損害賠償など会社との争いがすでに起きている。退職条件について代理人に交渉してほしい。
こうした場合は、料金より先に対応範囲を確認します。
スタイリード公式サイトでも、法的な請求や交渉が発生する場合は弁護士を紹介可能と案内しています。
つまり、スタイリード自身が弁護士として代理交渉するサービスとは分けて考える必要があります。


退職代行スタイリードの基本情報


出典:スタイリード
退職代行スタイリードは、株式会社スタイリードが運営する退職代行サービスです。
2026年10月5日時点で確認できる公式情報を整理しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | 退職代行スタイリード |
| 運営会社 | 株式会社スタイリード |
| 正社員・契約社員 | 22,000円(税込) |
| アルバイト | 12,000円(税込) |
| 追加料金 | 公式サイトでは「追加料金なし」と案内 |
| 即日対応 | 可能な限り対応 |
| 相談方法 | LINEなど |
| 支払方法 | カード決済・銀行振込 |
| 返金 | 退職できなかった場合の全額返金補償を案内 |
| 退職完了までの対応 | 電話・メール・LINEで回数無制限と案内 |
| 転職サポート | 無料 |
公式サイトでは、「スマホ1つで即日退社」「会社への連絡不要」「全額返金補償制度」を主な特徴として案内しています。
ただし、広告で大きく表示されている言葉だけでは判断しません。
「即日退社」と正式な退職日。「会社への連絡不要」と会社から本人への連絡。このあたりは分けて確認します。
スタイリードの料金|正社員・契約社員22,000円、アルバイト12,000円
スタイリードの料金は、正社員・契約社員22,000円、アルバイト12,000円です。
公式サイトでは、費用は初回の支払い分のみで、退職完了まで追加費用はかからないと案内されています。
| 雇用形態 | 料金 |
|---|---|
| 正社員・契約社員 | 22,000円(税込) |
| アルバイト | 12,000円(税込) |
とくにアルバイト12,000円は、退職代行に大きなお金をかけたくない人には比較しやすい価格です。
ただ、「追加料金なし」と「退職に伴う支出が一切ない」は同じではありません。
制服や保険証などの貸与品が手元にあれば、自分で会社へ郵送する必要があります。
郵送料など、退職代行会社へ支払う料金とは別に自分で負担する費用が出る場合はあります。
- 自分の雇用形態ではいくらか
- カード・銀行振込のどちらを使えるか
- 退職完了まで追加の代行料金がないか
- 貸与品の郵送など本人負担になる費用はあるか


スタイリードの口コミ・評判|公式の利用者の声を確認
スタイリード公式サイトには、利用者の声が掲載されています。
内容を見ると、「自分では退職を言い出しにくかった」「転職したばかりだが職場が合わなかった」「仕事の負担が重かった」といった理由で利用した人が紹介されています。
辞めると言えない職場で利用した例
辞めると言える雰囲気ではなく毎日ストレスを感じていたところ、スタイリードを利用して即日退社できた。
転職したばかりでも相談した例
転職したものの思っていた職場と違い、このまま続けたくないと考えて相談した。
仕事の負担が重くなって相談した例
役職について仕事量が増えた一方で、給与面とのバランスに疑問を感じ、転職を考えて相談した。
こうした声からは、スタイリードがどんな状況で利用されているかは分かります。
ただし、いずれもスタイリード公式サイトに掲載されている利用者の声です。
サービス提供者が掲載する口コミと、第三者が独立して集めた口コミは分けて見ます。
第三者口コミはまだ多くない|公式口コミだけで決めない
今回、スタイリードについて第三者サイトやSNS上の口コミも調べました。
ただ、スタイリード独自の利用者口コミは多くありません。
紹介記事はいくつか見つかりますが、公式サイトの利用者の声を引用・紹介しているものも多く、第三者が独自に集めた口コミとは分けて考えた方がよさそうです。
「悪い口コミが見つからない=問題がない」とも言い切れません。
口コミの数が少ないサービスほど、申込み前の無料相談で具体的に確認します。
- 自分と同じ雇用形態でも対応できるか
- 会社から本人へ連絡が来た場合どうするか
- 有給の希望をどこまで伝えてもらえるか
- 会社が退職を拒んだ場合の流れ
- 法的な請求・交渉が必要になった場合どうなるか



口コミが少ないなら、分からない部分を「想像」で埋めないこと。自分のケースをそのまま相談して、回答を見てから決めれば十分です。
スタイリードに依頼すると何をしてもらえる?
公式サイトでは、スタイリードが会社への退職連絡を代行し、退職完了まで電話・メール・LINEで回数無制限に対応すると案内しています。
- 退職について無料相談する
- 本人に代わって会社へ退職意思を伝える
- 離職票など必要書類を本人へ郵送するよう会社へ伝える
- 貸与品返却のタイミングなどを案内する
- 退職完了まで電話・メール・LINEで対応する
- 希望者には無料の転職サポートを案内する
一方、会社との法的な請求や交渉が必要になるケースでは、公式サイトは「弁護士を紹介可能」としています。
ここは大事です。
スタイリードへ退職意思を伝えてもらうことと、弁護士が本人の代理人として会社と法的に交渉することは同じではありません。
未払い賃金や損害賠償などの争いがあるなら、契約前にどこまでスタイリードが対応し、どこから弁護士対応になるのかを確認します。


申し込む前に確認したい5つの注意点


1.「今日から出社しない」と「今日付け退職」は分ける
公式サイトでは「スマホ1つで即日退社」と案内されています。
FAQでも、希望すれば依頼当日や翌日から出社したくない旨と退職意思を会社へ伝えるとしています。
ただ、今日から会社へ行かなくなることと、正式な退職日が今日になることは同じではありません。
期間の定めのない雇用契約で、会社の合意なしに辞職する場合は、民法上原則として退職の申入れから2週間で終了するという考え方があります。
有期契約は別です。
- いつから出社しなくてよいのか
- 正式な退職日はいつになるのか
この2つは分けて確認してください。
2.会社から本人への連絡が完全にゼロとは限らない
公式サイトでは「会社への連絡不要」と案内されています。
ただしFAQでは、本人へ直接連絡しないよう会社へ伝えるものの、そこに強制力はなく、ごくまれに会社から連絡が来るケースがあると説明しています。
「自分から会社へ連絡しなくてよい」と「会社から自分へ連絡が来ない」は別です。
- 電話が来たら出なくてよいのか
- LINEやメールが来たらどうするのか
- 本人しか回答できない内容がある場合どうするのか
先に聞いておけば、連絡が来たときに慌てにくくなります。


3.有給は「使える」と決めつけない
スタイリード公式FAQでは、これまで多くのケースで有給消化しての退職に成功していると案内されています。
同時に、「可能かどうかは会社側の就業規則や判断」とも書かれています。
有給が残っているなら、
- 有給残日数
- 希望する退職日
- どこまで会社へ伝えてもらえるのか
を申込み前に確認しておきます。
4.未払い賃金などの争いがあるなら先に伝える
公式サイトでは、働いた分の給与が支払われなかった場合も相談できると案内しています。
ただし、会社へ「給与を支払ってほしい」という本人の希望を伝えることと、未払い賃金を法的に請求・交渉することは同じではありません。
未払い残業代、給与、退職金、損害賠償などで会社ともめている場合は、申込み前にその状況を全部伝え、スタイリードで対応できる範囲を確認してください。
5.全額返金補償の条件は申込み前に確認する
スタイリードは、退職できなかった場合の全額返金補償を案内しています。
ただ、公式サイト上で確認できる公開情報だけでは、返金の細かな適用条件までは十分に確認できませんでした。
そのため、
- どの状態を「退職できなかった」と判断するのか
- 有期契約でも対象になるのか
- 返金対象外になる条件はあるのか
- 返金申請の期限・方法
は、正式に申し込む前に確認したいところです。
スタイリードが向いている人・別の方法も考えたい人
| スタイリードを候補にしやすい | 別の方法も確認したい |
|---|---|
| 退職意思が固まっている | まだ辞めるか迷っている |
| 自分から会社へ言うのが難しい | 自分で普通に退職を伝えられる |
| 費用を抑えたい | 会社との法的な争いが中心 |
| 会社との直接連絡を減らしたい | 未払い賃金などを代理交渉してほしい |
| 退職後の転職支援も選択肢にしたい | 料金より弁護士対応を優先したい |
退職代行は、全員が使う必要のあるサービスではありません。
自分で会社へ退職を伝えられるなら、その22,000円を退職後の生活費に残す選択もあります。
逆に、辞める意思は固まっているのに、上司へ伝えることが怖くて動けない。
その「会社へ伝えるところ」で止まっているなら、第三者へ任せる意味があります。
ほかの退職代行と比較して決めたい方は、以下の記事で整理しています。


スタイリードを利用するときの流れ
公式サイトでは、無料相談から退職代行、希望者への転職サポートまでの流れを案内しています。
雇用形態、希望する退職日、次の出勤日、有給残日数、貸与品、会社とのトラブルなどを伝えます。
自分の料金、会社から直接連絡が来た場合の対応、有給、返金補償、会社とのトラブルへの対応範囲などを確認します。
公式サイトでは、カード決済または銀行振込が案内されています。
事前に確認した内容をもとに、スタイリードから会社へ退職意思などを伝えてもらいます。
離職票など必要書類の郵送を確認し、制服・保険証など手元にある貸与品は本人から会社へ郵送します。
希望する場合は、スタイリードが案内する無料の転職サポートも確認できます。
LINE相談で確認したい6項目


スタイリードへ相談するときは、「今日辞められますか?」だけで終わらせない方がいいです。
- 私の場合の正式な退職日はいつになる?
- 22,000円・12,000円以外に代行料金はかからない?
- 会社から直接連絡が来たらどうすればいい?
- 有給の希望はどこまで会社へ伝えてもらえる?
- 未払い給与などでもめている場合はどこまで対応できる?
- 全額返金補償の対象外になる条件はある?
この6つへの回答を見れば、「安いから」という理由だけで申し込むより、自分に合うか判断しやすくなります。



とくに会社ともめている場合は、「対応できますか?」ではなく、今起きていることを具体的に伝えてから回答をもらう方が安全です。
スタイリードと他の退職代行を比較するときのポイント
スタイリードの分かりやすい特徴は、比較的低い料金と、退職後の無料転職サポートです。
ただ、退職代行を選ぶときは金額だけでは足りません。
- 運営主体はどこか
- 自分の雇用形態の料金
- 会社との交渉が必要か
- 会社から本人への連絡が来た場合の対応
- 退職後の書類をどこまでフォローしてもらえるか
- 返金補償の条件
「退職意思だけ会社へ伝えてほしい」という人と、「未払い残業代について会社と交渉してほしい」という人では、選ぶサービスが同じとは限りません。
スタイリードだけで決めず、ほかの退職代行も含めて比較したい方は、以下の記事で整理しています。


退職代行スタイリードについてよくある質問
- スタイリードの料金はいくらですか?
-
2026年10月5日時点の公式サイトでは、正社員・契約社員22,000円、アルバイト12,000円です。退職完了まで追加料金はかからないと案内されています。
- 今日から会社へ行かなくてもいいですか?
-
公式FAQでは、希望すれば依頼当日や翌日から出社したくない旨と退職意思を会社へ伝えると案内しています。ただし、今日から出社しないことと正式な退職日が今日になることは同じではありません。自分の場合の正式な退職日を確認してください。
- 会社から直接連絡は来ませんか?
-
公式FAQでは、会社へ本人に直接連絡しないよう伝える一方、強制力はないため、ごくまれに会社から連絡が来る場合があると案内しています。
- 有給休暇は使えますか?
-
公式FAQでは、多くのケースで有給消化しての退職に成功していると案内していますが、可能かどうかは会社側の就業規則や判断とも記載されています。有給残日数と希望する退職日を伝えて、自分の場合を確認してください。
- 制服や保険証などの貸与品はどうしますか?
-
公式FAQでは、手元にある場合は本人から会社へ郵送するよう案内しています。返送時期などについてはサポートするとしています。
- 未払い給与などを会社と交渉してくれますか?
-
公式サイトでは、法的な請求や交渉が発生する場合は弁護士を紹介可能としています。スタイリード自身が弁護士として代理交渉するという案内ではないため、会社との争いがある場合は契約前に対応範囲を確認してください。
- 退職できなかった場合は返金されますか?
-
公式サイトでは、退職できなかった場合の全額返金補償を案内しています。ただし、公開ページでは細かな適用条件を十分に確認できなかったため、対象外条件や返金方法を正式申込み前に確認してください。
まとめ|安さだけでなく「自分に必要な対応ができるか」で決める
スタイリードは、正社員・契約社員22,000円、アルバイト12,000円という料金が目に入りやすい退職代行です。
退職する意思は固まっている。でも、自分から会社へ言うのが難しい。
そんな人には候補になります。
一方、公式FAQまで読むと、申込み前に確認しておきたい条件も見えてきます。
- 正社員・契約社員22,000円、アルバイト12,000円
- 公式サイトでは退職完了まで追加料金なしと案内
- 会社から本人への連絡が完全にゼロとは限らない
- 有給消化は会社側の就業規則や判断によると案内
- 法的な請求・交渉が必要な場合は弁護士紹介と案内
- 全額返金補償の細かな条件は申込み前に確認する
退職代行は「一番安いところ」を探すだけでは選べません。
自分は何を代わりにしてほしいのか。
ここから考えます。
「会社へ退職を伝えてほしい」「会社との直接のやり取りを減らしたい」「費用も抑えたい」という状況なら、まず無料相談で自分の場合の料金と対応範囲を聞いてみれば十分です。
その回答に納得できてから申し込んでください。











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